伝統の味をあっさりといただく「鰊棒煮茶漬」


文久元年創業の、京都名物「にしん蕎麦」発祥の店。100年を超えてその味を守り続け、変わらず南座そばで愛されてきた。「鰊棒煮」は「松葉」が初めて加工に成功した登録商標。甘辛く炊いた身欠き鰊は、身が分厚くふっくら。風味豊かで臭みは一切ない。そんな自慢の鰊を、よりあっさり味わえるようにと10年程前に誕生したのが「鰊棒煮茶漬」。大粒の山椒を塗り込んで炊いた茶漬け用の「鰊棒煮」は、ピリッと心地よい刺激が甘辛い味付けのアクセントに。

急須には京都「一保堂茶舗」の煎茶をたっぷりと。海苔だけのシンプルなトッピングで鰊を存分に味わって。器は今年約75年ぶりに新調した鰊用の丼。1,485円

挑戦を続ける「松葉」に、これからも注目を。


「新しいこと始めるのが好きな家系みたいで」と代表・松野さんが言うように、最近は3種類あるカレー蕎麦やカツ丼もおすすめとか。伝統は守りながらも挑戦を続ける「松葉」に、これからも注目を。