下鴨神社の名物が140年ぶりに復元。
下鴨神社境内の「さるや」。お菓子はどれも下鴨神社の歴史やいわれに基づくもので、「申餅」もかつて葵祭で食べられていたとされる名物の一つ。食べることで邪気を取り除き、無病息災を祈願した申餅の歴史は一時途切れてしまったものの、「あずき処 宝泉堂」によって140年ぶりに復元された。原材料は丹波大納言、餅米、砂糖のみ。一口サイズの餅の中には小豆の蜜漬けが包まれている。餅の淡い独特の色は「はねず色」と呼ばれ、明け方の一瞬空が薄茜色に染まる様子を表現しており、命の生まれる瞬間を表す縁起のいい色とされる。申餅ほうじ茶セット400円
柔らかな餅に包まれた蜜漬けは、小豆本来の香りが感じられる程よい甘さ。シンプルなだけに小豆の美味しさが引き立つ。5個入り600円
美しい木々の緑に囲まれて上質なお菓子を
美しい木々の緑に囲まれながら「あずき処 宝泉堂」が手がける上質なお菓子が味わえる。一口一口、歴史に思いを馳せながら味わいたい。